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昔ながらのノボピン入浴剤

 

image_ノボピン入浴剤_紀陽除虫菊

<要約>

遠い昔にドイツで生まれた入浴剤「ノボピン」が、昭和~平成~令和をへて、日本製のレトロな入浴剤になり、その世界観を広げながら、愛されています。その経緯をご紹介します。


(1)ドイツ発祥の入浴剤「ノボピン」が、今も日本で作られている

ドイツ発祥の入浴剤「ノボピン」は、昭和初期より日本に輸入され、セレブリティをはじめ、多くの人に愛されました。日本に入浴剤が広まったきっかけのひとつ、ともいわれるようです。時はすぎ、平成に入る頃に、その製法とブランドを、紀陽除虫菊株式会社(本社:和歌山県海南市 代表:小久保好章)が受け継ぎました。令和の今も、昔ながらの松の香りを生かした「薬用入浴剤ノボピン松の精」として、和歌山で製造・販売を続けており、ロングセラーとなっています。


(2)「ノボピン」が入浴剤ブランド名に

紀陽除虫菊は1910年(明治43年)に創業し、長くものづくりをしてきた会社です。長く人々に愛された「ノボピン」を、縁あって受け継いだときに、「ようやめられん」「残していってあげたい」という、老舗ならではの思いがありました。そこで、ひとつの商品として作り続けるだけでなく、「ノボピン」を自社の入浴剤・入浴料のブランド名にしました。商品単体であれば、廃番と同時に名前もなくなってしまいますが、ブランド名にすることで、「ノボピン」の名前をより長く残せます。語感も「かわええ」「親しみやすい」と好評でした。「ノボピン」を象徴する松をモチーフにnovopinと添えたロゴマークを作りました。「ノボピン」ブランドの世界観を少しずつ広げながら、これまでに、新しい入浴料「ノボピンじゃばら」や、人の名字をつけた「薬用入浴剤鈴木」、トレンド最先端の重炭酸・炭酸タブレットなど、様々な商品を展開しています。


(3)「ノボピン」が企業のシンボルマークに

「ノボピン」マークは、入浴剤だけでなく、紀陽除虫菊の企業シンボルマークになりました。「ノボピン」の清廉で、多くの人に愛されたイメージは、同社にとっても、カテゴリーを超えて共有したい、大切なものです。入浴剤のみならず、蚊取り線香、洗浄剤、衛生用品など全ての商品パッケージに「ノボピン」マークを入れて生かしています。

紀陽除虫菊が「ノボピン」を受け継いで以来、守り続ける大切なものは、「ノボピン」の名前と、昔ながらの処方を生かした商品そのもの。そして、古い歴史をあたためながら、より多くの人に喜ばれる、新しい、高品質なものを創造していく、という思いです。

ノボピン_ロゴマーク_紀陽除虫菊

松がモチーフの「ノボピン」マーク

松の木_紀陽除虫菊
松の木

  紀陽除虫菊看板昭和30年代
昭和30年代頃の看板

 


ドイツ発祥「ノボピン」を受け継ぐ「ノボピン松の精」と、同ブランドのラインナップ

N-8779_ノボピン松の精_ボトル_紀陽除虫菊06
●「薬用入浴剤ノボピン松の精」
[医薬部外品]
ボトル
品番:N-8779
JAN:4971902087795
内容量:500g 

分包
品番:N-8780
JAN:4971902087801
内容量:25g(1回分) 

昔ながらの松の香りの処方を生かし、自然由来の保湿成分を加えたロングセラー。
日本製 MADE IN JAPAN





ノボピンじゃばら_紀陽除虫菊_image
●「ノボピンじゃばら」
[浴用化粧料]
ボトル
品番:N-8790
JAN:4971902087900
内容量:500g 

分包
品番:N-8789
JAN:4971902087894
内容量:25g(1回分)

和歌山発祥の希少果実じゃばら果皮を配合。バスルームに爽やかな香りが広がります。
日本製 MADE IN JAPAN





N-8820_薬用入浴剤鈴木2本入_紀陽除虫菊03
●「薬用入浴剤 鈴木」
[医薬部外品]
ボトル
品番:N-8794
JAN:4971902087948
内容量:500g 

2本入(化粧箱入)
品番:N-8820
JAN:4971902088204
内容量:500g×2本

全国の鈴木さんへ。鈴木姓の宗家といわれる鈴木屋敷(和歌山県海南市)に思いをはせて。
日本製 MADE IN JAPAN


<詳細>

昭和初期にドイツから輸入された「ノボピン」。
日本に入浴剤が広まるきっかけに。

 

寒い時期や、疲れた日は、あたたかいお風呂が恋しくなります。浴槽のお湯に入浴剤を入れて、湯色や香りを楽しみながらじっくり浸かると、温浴効果が高まり、身も心も癒されます。


こんな風に、入浴剤を使う習慣が日本に広まったのは、粉末タイプの入浴剤が登場した昭和初期の頃といわれています。ドイツ発祥の薬用入浴剤「ノボピン」も、そのひとつ。“欧州で有名な湯の薬”として、東京の貿易会社により、いち早く日本に輸入されました。正確な発売年は不明ですが、昭和4年(1929年)の雑誌「主婦の友」12月号(主婦の友社刊)に、「ノボピン」のレビュー記事が掲載されています。“松葉の精から製造した不思議に効く家庭用湯薬”という見出しで、特長や効能が紹介されています。当時すでに女優、官僚、評論家、医師など多くのセレブリティに愛用されていたことも記されています。「ノボピン」は舶来品として人気があり、日本に入浴剤が広まるきっかけになった商品のひとつともいえるでしょう。

>>(参考)日本浴用剤工業会ホームページ 入浴剤の歴史

 


ノボ=新しい、ピン=松。松の精油が爽やかに香る入浴剤

 

その昔、「ノボピン」が作られたドイツは、温泉療法に社会保険が適用され、入浴が医療として確立されるほどの入浴先進国でした。松葉の爽やかな香りは「気分をリラックスさせる」として好まれ、入浴剤にとり入れられました。「ノボピン」は、ドイツ語風に「ノボ」=新しい、「ピン」=松、を組み合わせた、「新しい松」を意味する造語です。入浴剤「ノボピン」は松をモチーフにしており、松の精油であるテレピン油を配合しています。お湯に溶かすと、森林浴のような清々しい香りが広がります。効能については、当初より、神経痛や冷え症など、様々にうたわれました。当時、日本でも薬用の療養剤として、薬局などで販売されていたようです。

 


文豪・志賀直哉も、腰痛のために「ノボピン」を愛用

 

“小説の神様”といわれる文豪・志賀直哉は、腰痛を癒すために「ノボピン」を愛用していました。その様子が昭和13年の日記に記されています。

(引用)

「志賀直哉全集 第十一巻 日記二」岩波書店(1973年版)

昭和十三年
三月九日 水 腰痛少しよし、朝から風呂を沸かし、ノボピンを入れ入浴

三月十日 木 雨、薄寒い日、ノボピンの湯に入る、腰痛大分よし

(引用終わり)

 


昭和の逸品が、和歌山のメーカー紀陽除虫菊へ受け継がれる

 

紀陽除虫菊は、1910年(明治43年)に和歌山で創業した、老舗の日用品メーカーです。創業当初は、主に下請けとして蚊取り線香を製造していました。やがて、時代の変遷とともに、委託元の事業内容が変わり、昭和に人気を博した蚊取り線香「夕顔」や、てんか粉の代名詞にもなった「新あせ知らず」といったブランドの継承を打診されるようになりました。入浴剤「ノボピン」もそのひとつでした。昭和から平成に変わる1980年代末頃、東京の貿易会社の事業変更を機に、「ノボピン」の製法とブランドは、紀陽除虫菊へと受け継がれました。紀陽除虫菊では、昔ながらの処方をもとに、自然派の薬湯「薬用入浴剤ノボピン松の精」として製造し、販売するようになりました。

 


「薬用入浴剤ノボピン松の精」は、昔ながらの松の香りに、橙皮・当帰・生姜・人参の保湿成分を加えたロングセラー

 

紀陽除虫菊は、平成から令和に変わる2019年に、「薬用入浴剤ノボピン松の精」を、昭和レトロなパッケージでリニューアルしました。昔ながらの有効成分として、温泉の含有成分でもある炭酸水素ナトリウム、乾燥硫酸ナトリウム、さらに塩化ナトリウムを配合。その他成分として、香料、松の精油であるテレピン油を配合。新たに保湿成分として自然由来の橙皮(トウヒエキス)、当帰(トウキエキス)、生姜(ショウキョウエキス)、人参(ニンジンエキス)を配合しています。どこか懐かしい松の香りを楽しめて、疲労回復、肩のこり、腰痛といった効能もあります。長く愛されているロングセラーの入浴剤です。

 


「ノボピン」は単体の商品名におさまらず、
入浴剤のブランド名に

 

紀陽除虫菊は、長くものづくりをしてきた会社です。それだけに、他社ブランドを受け継ぐ際も、「長く続いてきたものを、ようやめられん」「ちゃんと残していってあげたい」という思いがありました。ただ、日用品の場合は、廃番になると消滅してしまいます。そこで、「ノボピン」を単体の商品として作り続けるだけでなく、自社の入浴剤・入浴料全体のブランド名にしました。ブランド名にすることで、「ノボピン」の名前を、より長く残せます。「ノボピン」には、松の清らかで爽やかなイメージがあり、多くの人に愛された歴史がありました。「ノボピン」という語感も「かわええ」「親しみやすい」と好評でした。「ノボピン」を象徴する松をモチーフにnovopinと添えたロゴマークを作り、入浴剤「ノボピン」ブランドにしました。

 


入浴剤「ノボピン」ブランドは、
バラエティに富んだラインアップを展開

「ノボピン」ブランドは、昭和レトロから最新トレンドまで、特長のある、様々な入浴剤・入浴料を展開しています。「ノボピンじゃばら」は、ノボピンの名を冠した新しい入浴料です。和歌山発祥の希少果実じゃばらを配合しており、柑橘のフレッシュな香りを楽しめます。「薬用入浴剤鈴木」は、「松の精」の処方を生かした昔ながらの入浴剤に、人の名字をつけた珍しい商品です。紀陽除虫菊がある和歌山県海南市には、全国の鈴木さんの宗家といわれる”鈴木屋敷“があります。特産品を通して、鈴木姓のルーツと海南市に思いをはせてもらいたいということで、ネーミングしました。他にも、トレンドの重炭酸タブレット「バーデンタブ」「jeak」をはじめ、様々な香り・色・コンセプトを楽しめる炭酸タブレット、粉末タイプ、コラボ商品などがあります。

 


「ノボピン」が紀陽除虫菊の企業ロゴマークに

 

「ノボピン」の清廉で、多くの人に愛されたイメージは、紀陽除虫菊にとって、カテゴリーを超えて共有し、大切にしたいものです。そこで、入浴剤のみならず、蚊取り線香、洗浄剤、衛生用品など、全ての商品パッケージに「ノボピン」マークを入れるようになりました。そして、平成から令和にかけて、企業ロゴマークとしても「ノボピン」マークを採用するようになりました。遠い昔にドイツで生まれた入浴剤が、時を超えて、日本製として現存し、その概念は、入浴剤ブランドや企業のシンボルマークになり、生きています。

 


紀陽除虫菊が「ノボピン」とともに守り続ける、
大切なものとは

 

紀陽除虫菊が「ノボピン」を受け継いで以来、守り続ける大切なものは、「ノボピン」の名前と、昔ながらの処方を生かした商品そのもの。そして、古い歴史をあたためながら、より多くの人に喜ばれる、新しい、高品質なものを創造していく、という思いです。

入浴剤ノボピン昭和初期ホーロー看板
昭和の頃の「ノボピン」ホーロー看板。内容は当時のものであり、現在販売中のものとは異なります。

ノボピン松の精_紀陽除虫菊_粉末



N-0027_ノボピン薬用入浴剤_松の精_紀陽除虫菊_使用シーン2


ノボピン松の精_紀陽除虫菊_湯色


志賀直哉全集_紀陽除虫菊
「志賀直哉全集」岩波書店刊

薬用入浴剤ノボピン松の精_缶入_紀陽除虫菊
缶入り「薬用入浴剤ノボピン松の精」

N-0027_ノボピン薬用入浴剤_松の精_紀陽除虫菊
紀陽除虫菊 旧パッケージ
「薬用入浴剤ノボピン松の精」
N-8779_ノボピン松の精_ボトル_紀陽除虫菊_パッケージ正面
紀陽除虫菊より発売中
「薬用入浴剤ノボピン松の精」


N-8779_ノボピン松の精_ボトル_紀陽除虫菊07


N-8779_ノボピン松の精_ボトル_紀陽除虫菊_image2

 





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紀陽除虫菊株式会社